ISRCとは
レコーディングのユニークな識別番号です
ISRCは「International Standard Recording Code」の略称で、日本語で「国際標準レコーディングコード」といいます。
レコーディング(オーディオレコーディング/音楽ビデオレコーディング)の識別に利用される唯一の国際標準コードです。
1つのレコーディングは1つのISRCで識別されます。異なる複数のレコーディングに同一のISRCを付番したり、単一のレコーディングに異なる複数のISRCを付番したりすることはできません。ISRCはレコーディングをユニーク(固有)に識別するコードです。
なお、一度付番したISRCを変更することはできません。
「レコーディング」の定義
- オーディオレコーディング
- 音楽作品の演奏など、オーディオのみで構成されるレコーディングを指します。スタジオレコーディングやライブレコーディングなどです。
- 音楽ビデオレコーディング
- 音楽作品の演奏のレコーディングによって全体又は実質的部分が構成されるようなオーディオを、映像とともに固定したものを指します。
プロモーションビデオ、ミュージックビデオ、ライブパフォーマンス映像などです。
ISRCの基本原則
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1
すべてのレコーディングは、固有で一義的なISRCを持たなければなりません。
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2
登録者は、国内ISRC登録管理機関によって付与されたプレフィックスコードでのみISRCを付与することができます。
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3
新たに製作されたレコーディング及び変更が加えられたレコーディングのすべてに対して、常に新しいISRCを割り当てなければなりません。
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4
元の登録者が、そのレコーディングを発行したあとに、変更を加えないで譲渡したときは、同じISRCを用いなければなりません。
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5
既存のレコーディングに割り当てられたISRCの再使用は認められません。
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6
ISRCはレコーディングを識別するためのコードであり、そのものがレコーディングの権利者を示すものではありません。
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7
ISRCはオーディオ又はオーディオビジュアルの媒体の分類・番号付けなどに使用してはなりません。
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8
ISRCの年次コードは、著作隣接権の保護開始年を意味するものではありません。